優しさの理由

受動型の自閉症スペクトラムのせいか、対外的には優しいとよく言われていますが。身内の間ではわがままで自己中心的だと言われております。

 

外では、他者を傷つけまいとビクビクしていますが、一旦家に帰ると全ての要求を通そうとします。この差がなんで生まれてくるのか、見当がつきません。

 

他者を相手にして、我を通せば、力押しが得意ではない私は、すぐに否定されてしまうでしょう。また、精神的に他者に対して強く出るという事が出来ないようです。親からの遺伝だと思うのですが、他人からどう思われているかという事を凄く気にします。なので、どうしても抑えた行動しかできない訳です。

 

エゴグラムの、従順な子供(AC)がマックスでした。エゴグラムに出会ってから20年ぐらいたちますが、いつテストしても最高点になります。それだけ他人の目を気にしているという事です。

 

ただ、不思議なのは、他人の目を気にしている割にはファッションに無頓着だという点ですが、思うに、だらしない服を着ている自分を客観視できていないと思われます。その上、ファッションセンスがないことで、第三者から下に見られるということについて、しっかり把握していないのではと思われます。どちらかというと、「どう見られるか」よりも、「どう思われるか」に重点をおいているようです。

 

それが一旦身内になってしまえば、どう思われようが気にならなくなるみたいです。ですから、家庭内ではもめ事が多いです。基本的に敬語が苦手で、全く使えないのですが、両親が上下関係や敬語にうるさいので、常に注意を受け悶着の種になります。

 

エゴグラムに話を戻しますが、NPは低い方です。つまり、王様の優しさであって、自ら積極的に動いてフォローをするタイプの優しさを持ち合わせていないことになります。身体のだるさに常に悩まされているせいか、きびきびと動いてお手伝いをするような親切心が欠けていると思われます。

 

基本的に大人しくて優柔不断なのが、優しさと思われているような気がします。自ら進んで手助けするような、優しさを身に着けたいものですね。