政治的立場というもの

 政治的な発言というか政治的な関心というもろもろのことに弱くて
どうしても右も左も怒らせてしまう事がネットでは多かった。
 
 私自身どっちかというと頭が弱いので、ネット右翼というか嫌韓の人のよくある主張、在日特権とか南京虐殺はなかったとかそういうのを見ると信じそうになるんですね、でも頭のどこかで「なんかおかしくね」という非常ベルが鳴り響いて、ネットサーフィンをして(結構時間食います)真相に突き当たる。

 そんなだから左派の人から見たら危なっかしくてしょうがない「いつかこいつは転向するだろう」と思われていたみたいです。だから左翼のサイトに行っても追い出されることが多かった。
左の人は、自助努力して知識を身に付けない人、常識で判断できない人はダメだって考え方の人が多かったと思います。あんまり育てないんですよね、「自力で這い上がれ」ってタイプ。だからすそ野が広がらないような気がする。

 でも実際、自分の頭で考えてみて解を導き出せない人は要らないと思います。いつまでもつきっきりで教えてやる暇はない。敵が多いみたいですし、ここ十何年かで増えてます。

 左派も大変なんですよね。学問的に決着のついている事、歴史問題などに関して初歩的かつ攻撃的問いかけがあまりにも多すぎて、相手を説得していると物凄く労力が要るんです。信者はまずこっちの話なんて聞かずに上げ足ばかり取る。南京大虐殺検証サイト(左派)は資料が物凄くて、その量に圧倒されました。にもかかわらず一個人が「南京城が死体で埋まらないのはおかしい」とか言い出すとギャラリーもそれを信じる。そんなことを何十回も繰り返してるといい加減嫌になると思います。私には無理ですね。

 あれだけ努力しても今の日本は右寄り保守の人が大半です。あの時間は何だったのだろうか完全に負けです。
 
 でも、当時のその手のサイトに助けられて私自身がネット右翼にならなかったのは感謝しています。資料的価値が凄いので残っていて欲しいです。

 今思い出したのですが左派にも親切な人がいて小熊英二の著作物を教えてもらったことがありました。

 右の人はMIXIなんかで面白いことを言ってる人がたいてい右派なんですよね。泣く泣くフォローを切ったことが何度もあります。